『想影』
本作は、女による女のためのR18文学賞にて最終選考にノミネートされた、野村実来原作のラブストーリーより着想を得て作成されたもの。監督は「RELAY」でTOHOシネマズ学生映画祭等のグランプリを受賞した加藤慶吾。
アーミーナイフをいつも持ち歩き、果物をむくのが上手かった男の子、栄大輔(さかえ だいすけ)。栄は、どこかの農家の一人娘と結婚するという。結婚の知らせをきっかけに、幼馴染であった中村由美(なかむら ゆみ)の心には、果物を介した中高生時代の思い出が次から次へと瑞々しく蘇り、同時に栄に伝えられなかった想いが後悔とともに溢れ出してくる。
10年のときを経て過去の想いと対峙する決心を固めた由美は、栄に対してある行動をとる。
物語の鍵を握る栄大輔(少年時代)を、EX系特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」仮面ライダー龍玄/呉島光実役やフジテレビ系「明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~」早川律役、TBS系金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』宮崎祐役などで人気沸騰中の高杉真宙が演じる。
また、栄大輔に思いをよせるヒロイン由美役には「チチを撮りに」の松原菜野花。栄大輔の大人時代には、現在ドラマ「真田丸」に北条氏直役として出演中の細田善彦が務める。
※SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016短編部門ノミネート
(映画祭公式サイト:http://www.skipcity-dcf.jp/films/short04.html)
INTRODUCTION
高杉真宙1996年7月4日生まれ。福岡県出身。2009年、舞台「エブリ リトル シング'09」で役者デビュー。これまでの主な出演作は、EX系特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」仮面ライダー龍玄/呉島光実役、フジテレビ系「明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~」早川律役、TBS系金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』宮崎祐役など。ファブリーズCMでは松岡修造の長男役として出演。 | 松原菜野花1996年生まれ。主演映画「チチを撮りに」(中野量太監督)が国内外の映画祭で各賞を受賞。同監督による新作「湯を沸かすほどの熱い愛」が公開中。 その他出演作に「悼む人」(堤幸彦監督)「幕が上がる」(本広克行監督)など。 | 細田善彦1988年生まれ、東京都出身。「ライフ」「Q10」「ペテロの葬列」「逃げるは恥だが役に立つ」ほか、映画「終の信託」(周防正行監督)、「下衆の愛」(内田英治監督)など話題作に数多く出演。2016年NHK大河ドラマ「真田丸」では北条氏直役を演じる。 |
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三瓶美菜1991年生まれ。千葉県出身。早稲田大学在学中は劇団テアトロ50'に所属し、主に舞台を中心に活動。映画「circle」(川和田惠真監督)夏実役にて東京学生映画祭役者賞受賞。 |
MESSAGE
CAST
高杉真宙(栄大輔役)
栄大輔の中学生時代を演じました。果物が好きで学校に丸のまま持ってきて、
そこでナイフで切って食べちゃう男の子です。
栄は器用な人で、果物をむくシーンが結構たくさんあったので、家でナイフを使って果物をむく練習はしました。小さい頃から、わりとしていたので、本番はすんなりできたと思います。
今回は、加藤監督はじめ、若いスタッフの皆さんとお仕事をさせて頂きました。
僕は中学一年生の時に初めてこの仕事をして、いつの間にかもう20歳になります。
いろいろな現場にも、僕と同い年くらいのスタッフさんがいらっしゃることも少しずつ増えました。
同年代の皆さんと組んでもっとお仕事をしたいなぁと思っていたので、
今回の作品に参加させて頂きたいと思いました。
わりと自分は最年少っていう現場も多いのですが、いつもとはまた違った現場で、
皆さんと世代が近いのでリラックスして出来るといいますか…
またいつか皆さんとご一緒出来るよう頑張りたいと感じました。
「想影」は映像がすごく綺麗でキラキラしていて、台本で読んだ時よりも、
より青春って感じで、すごく好きな作品です。
長年の片思いを描いたものですが、大人になってもずっとずっと言えなくて、
やっと言えた時は…って言うのが切なくて。台詞がないところの仕草や表情に気をつけて演じたので、
台詞の裏にあるものを感じながらご覧頂けるとうれしいです。
松原菜野花(中村由美役)
高杉真宙さん演じる「栄」を一途に想う「由美」という役を演じて、
私自身が学生時代には体験できなかった
恋のときめきや不安を感じることができました。
好きだった人は何年経っても自分にとって特別な存在で
あり続けるのだろうと気付かされました。
近くにいるからこそ伝えられなかった想いとか、後悔とか。
純粋に素敵だなと思います。